ゴルフ練習場（打ちっぱなし）での練習方法

ゴルフ練習場（打ちっぱなし）での練習方法と打席の選び方を解説します。

ゴルフ練習場（打ちっぱなし）に初めて行くときに使うクラブは？

初めてゴルフ練習場に打ちっぱなしに行くときは、9番アイアンがおすすめです。

初心者は短いクラブから練習を始めるのが良いのですが、最も短いサンドウェッジは前に飛ぶ力よりも高く飛ぶ力が強いクラブです。

前に飛ぶ力と高く飛ぶ力のバランスが良いのが9番アイアンですので、最初は9番アイアンを購入して練習を始めると良いでしょう。

9番アイアンでもやみくもにボールを打てばよいわけではなく、正しい姿勢や動作を習得することが上達のカギになります。

ゴルフ練習場で行いたいショットの練習

ハーフショット

ゴルフ場でボールを打つ練習を始めるときは、ハーフショットから始めると良いでしょう。ハーフショットは腰から腰の高さで打つ練習です。小さな振り幅から練習を初めて、ボールに正確に当たるようになったら徐々に振り幅を大きくしていきます。

ハーフショットから練習を始めると、体とクラブとの一体感を覚えやすくなります。クラブを振り下ろす角度やボールに当てる形、手首の角度などの感覚をつかみやすいため、ボールを打つ練習に取り入れてみましょう。

スリークォーターショット

ハーフショットで正確に打てるようになってきたら、スリークォーターショットの練習を始めます。

スリークォーターショットの練習も、初めは素振りから始めます。振り幅を確認して感覚をつかめたら、実際にボールを打って練習します。

スリークォーターショットは、右ひじの折りたたみ方を覚えるのが目的です。トップで右ひじ、フォローで左ひじをたたむ感覚をつかみます。

フルショット

ハーフショット、スリークォーターショットを身につけたら、いよいよフルショットの練習です。自己流でゴルフを覚えた人の中には、フルショットならうまく打てるのに、ハーフショットやスリークォーターショットが苦手という人もたくさんいます。

フルショットだけでは応用力が身に付かないため、段階的に覚える方がスイングの習得に効果的です。

ゴルフを初めて最初の半年ほどは、ハーフショット・クォーターショット・フルショットを混ぜてスイングの練習をすることをおすすめします。

ゴルフ練習場の打席の選び方

2階より1階打席の方がよい

1階と2階に打席が分かれている練習場を利用する場合は、2階より1階の方が高い練習効果を得られます。

1階打席と2階打席がある場合、多くの練習場では2階の方が安い料金に設定されています。安い方が回数を多く練習できるので良いと思われがちですが、必ずしもそうではありません。

高低差があると狙いを定めるのが難しくなるため、狙った場所にボールを打つ練習をするという意味では1階打席の方が適しています。

初心者は真ん中打席を選ぶべき

打席を選ぶ際、初心者は人の目が気になりにくい端を選びがちです。しかし、初心者こそ真ん中の打席を選ぶべきです。

左端の打席から打つとボールを右に押し出すようなスイングになり、右端の打席から打つと、スライスしたショットがすぐネットに当たってしまいます。ネットに当たるとストレスなので、ついアウトサイドからインサイドに寄せるようなスイングになってしまいます。

これらの理由から、真ん中の打席を選んだ方が練習には適しています。ミスショットを人に見られるのが恥ずかしいのであれば、人が少ない時間帯に利用するなど工夫すると良いでしょう。

マットの上からボールを打つ

ゴルフ練習場ではティーアップの状態でボールを打つことができますが、マットの上から打つ練習をした方が良いでしょう。

ボールを打ちやすいのはティーアップの状態ですが、ティーアップで上手に打ててもマットの上で同じように打てるとは限りません。

実際のゴルフコースでは、ティーイングエリアでボールを打つよりも芝生の上や砂の上でショットを打つ回数の方が多くなります。したがって、マットの上で多く練習したほうが、上達に近づき実践でも役に立ちます。

ボールを打つことに慣れていないからティーアップの状態で練習を始めるのではなく、慣れていないからこそマットの上でたくさん練習をしましょう。

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